2009年04月27日

「酒蔵みてある記」(近鉄主催)に参加/西  道 夫

1月中旬から毎週日曜日(又は土曜日)に、奈良を中心に8回〜9回、史跡と酒蔵を訪ねる一日紀行が開催されている(三重県地域でもあるが、省略)。内容は近鉄沿線の駅で係員からA3版の地図(通し番号入り)を貰い出発、この地図に従って勝手に歩く。曲がり角では柱や壁などに赤色のビニールテープが貼ってある。車道は危険なので、殆ど通らないよう、計画されている。12km前後歩いて酒造会社に着き、抽選や試飲を楽しんで最寄りの駅から帰る。本年は2回参加した。1回は親戚の人と、1回は自治会内老人クラブの会員と歩いた。

(1)参加者:人数は大体5百人〜千人程、男女比60/40位、平均年齢は65歳程度、単独参加は30%程(女性の方が多い)。要するに高齢になっても元気で居よう、と考える人が大勢いる、と言うことだと思う。なお、単独参加かどうかは、食事の時に判る。

(2)コース:殆ど平地の場合(史跡や社寺が多い)もあるし、丘陵地の場合もある。昼食は大抵の場合、公園や広場などが指定される。

(3)抽選会:酒蔵で抽選がある。酒造会社が当選番号を掲示するか、或いは地図に記載の通し番号をチェックしてからガラガラを回させる。見たところでは15人に1人が当たる程度。

(4)試飲サービス:最近は甘酒1杯と製品の内3種ほどを試飲させる。3種は生酒、純米酒、吟醸純米酒が普通で、横で販売している。値段は4合ビンでそれぞれ1200円、1200円、2000円前後。なお、奈良の酒造会社では12月〜3月なら、生酒を売っている。これが美味しいのである。酒屋では売っていない。
−−では、以下に今年の2回を紹介しよう−−−−

(5)2/22(日)桜井駅(近鉄・JR)〜飯田本店〜JR(桜井線)長柄駅:
6輌編成の近鉄急行が10時少し前に桜井駅に着くと、1輌百人程のお客の殆どが下車、階段はお客で横幅一杯になっている。恐らく五百人は居ただろう。先を争うこともなく、ゆっくりと下りている。外で地図を受け取り、コースに沿って北向き(奈良市方向)に歩き始める。1km程の地点から先は昔の伊勢街道(奈良から伊勢への道)で、箸墓古墳、黒塚古墳(昼食)を経由、大和神社で参拝、JR長柄駅で踏み切りを西方向に渡り、3百mで飯田本店に着く。製品のブランド名は「長龍」。各2列で30人ほど並んでいて、先ずガラガラで抽選、幸運にも、手拭いが当たった。奈良の酒蔵名が書かれたもので、数は57社もある(写真)。種々試飲して終えた。酒蔵巡り(1a).jpg

長柄駅では券売機が2台あるが30人ほど並んでいて、間もなく2両連結の電車が来た。やむなくキップ無しで乗り、次の天理駅で下車、改札口で料金を支払い、近鉄に乗換え、奈良に戻った。今日の歩行距離は11kmであった。平坦な道なので、疲労なし。大変穏やかな天気で、楽しい散策が出来た。

(6)3/1(日)富雄駅〜中本酒造店〜白庭台駅:富雄は奈良から近鉄で難波に行く途中の五つ目の駅である。降りずに行けば、矢田丘陵のトンネルを抜け、東生駒、生駒、そして生駒山系のトンネルを抜けて大阪が見えてくる。酒蔵巡り(3).jpg白庭台は矢田丘陵の北端に昔からある集落で今は近鉄が大規模な住宅開発をしている町である。
富雄駅から北に向かって歩けば、4kmほどで酒蔵に着くが、ハイキングなので、駅から南方向に行き、黒谷梅林を抜けて矢田丘陵の稜線に造られた矢田丘陵遊歩道を北に向かって進む。2kmほどで自動車道のため丘陵がカットされた場所−椚(くぬぎ)峠−で降りる。
              酒蔵巡り(2).jpg
道路を横断して、今度は232段の階段を一気に登り、また稜線を北に向かって歩く。途中で昼食。約3,5km歩いて稜線を降り、酒蔵へ。

お酒の名称は「山鶴」。ここの抽選では何も当たらず。甘酒、生酒など試飲。吟醸酒がいい味だったが高いので、生酒を買った。味、香り共に楽しめるものであった。あと白庭台駅から登美ヶ丘駅へ行き、バスで自宅へ戻った。歩行距離は13km、登り降りが多く、一寸疲れを感じた。この日も穏やかな天候であった。黒谷梅林と酒蔵の写真を貼付する。         以上        
               平成21年4月4日
posted by でんきけい at 00:38| Comment(0) | 西レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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