2010年03月11日

平成21年自選10句/井村 英一

私の属する俳句同人誌「藤」では、毎年2月に前年の分の「自選10句」というものを載せるようにしています。

今月号に、昨年の分が載りました。私は19年3月に俳句を始めてから未だ日が浅く、未だよい句は出来ませんが、ご披露します。

私の1年間の軌跡が出ているような気がします。

冬の夜校舎大きな闇の中

布袋尊の腹をさすりて初詣

春疾風雨強き中巨船見る

えごの花一茶の句碑に散りかかる

母の日のよく寝ころびし母の家

日御碕の灯台ましろ夏空に

敗戦日白い御飯が目に沁みる

高原の空我がものと赤とんぼ

悠々と流るる川の芒かな

木の葉散る日毎さびしき庭の隅
posted by でんきけい at 01:48| Comment(2) | 井村レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分で俳句は詠めないけれど、読むのは好きです。新聞や雑誌等の中には、勿体ぶって何を云っているのか良く分からない句も、時に見受けられます。
井村兄の句は、素直で好いと思います。白いご飯の句、この10句の中では必ずしもベストではないかも知れませんが、我々世代には身につまされます
Posted by 寺山進 at 2010年03月12日 07:20
前にも井村兄の句に解説(?)を試みたことがありますが(2008/12/29)、「白いご飯」の句は生活感というか実感がこもっていて素晴らしいと思います。
兎に角、あの頃は「白いご飯」は夢のまた夢だった!
Posted by 大曲 恒雄 at 2010年03月12日 11:10
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