2011年01月16日

平成22年自選12句/井村 英一

1月
   一心に落葉を掃きて憂さ忘る
2月
   冬晴や日陰の庭も空青し
3月
   妻偲びつつ鬼やらい一人する
4月
  箱根湯本にて  麗らかや杉山の上に草の山
5月
  横浜港にて  大桟橋より三塔望み風光る
6月
   春疾風駅前広場広きかな
7月
   立葵上の方まで賑やかに
8月
   冷房の席譲られて目を瞑る
9月
   熊野古道苔むす石に蝉時雨
10月
   敬老日全戸が受ける贈り物
11月
  最上川にて  舟唄に乗りて紅葉の川下る
12月
  新美術館にて  美術館出て紅葉の空気吸う
posted by でんきけい at 01:00| Comment(2) | 井村レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
8月の「冷房の席譲られて目を瞑る」の「瞑る」が最初はピンとこなかったのですが、恥ずかしながら辞書で瞑目の瞑(つぶる)だったことがわかった次第です。風貌がそれらしくなったこの頃、電車で席を譲られることが多くなりました。しかし譲った人が近くにいると何となく気まずいものです。このようなとき、目を瞑りたくなる気持ちになるものですが、この句は言いえて妙ですね。
Posted by 森山 寛美 at 2011年01月16日 17:30
井村様 一年を俳句で表すというのも良いものですね。こちらは詩歌の知識も才能もありませんが、自分が見た景色、旅行したところを詠んだ句には共感を覚えます。
 いい趣味を持っていますね。
 これからも楽しみにしております。
Posted by 1新田 義雄 at 2011年01月16日 20:15
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