2011年02月16日

2010合唱団との合同演奏会終了/納所 一晴

少し報告が遅れてしまいましたが、昨年12月19日(日)に「小平市民オーケストラ」と「2010こだいら合唱団」との合同演奏会が行われ満員のお客様をお迎えして盛況の裡に無事終了しました。(写真参照)

当日は、前プロとしてワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲およびチャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」の演奏を行い、後半に合唱団との共演でドヴォルザーク:「スターバト・マーテル(抜粋)」を演奏しました。
演奏会2010DEC(a).jpg
プログラムの概要は下記の通りです:

日時:2010年12月19日(日) 午後3時開演
場所:ルネこだいら(小平市民会館) 大ホール
演奏曲目:ワーグナー「楽劇ニュルンベルクのマイスタージンガー第一幕への前奏曲」
     チャイコフスキー「幻想的序曲ロメオとジュリエット」
     ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」(全10曲中抜粋5曲)
-----------第1曲・第2曲・第3曲・第5曲・第10曲
-----------ソプラノ:小渡恵利子(二期会)、アルト:三橋千鶴(二期会)
    テノール:小林祐太郎(二期会)、バス:久保田真澄(藤原歌劇団)
    合唱:2010こだいら合唱団
    合唱指導:長井則文(元国立音大教授)、安富貴代子
指揮:柳澤 寿男(コソボフィルハ−モニ−首席指揮者、バルカン室内管弦楽団音楽監督)
管弦楽:小平市民オーケストラ

指揮者の柳澤氏は、バルカンを中心にした音楽活動で著名な指揮者で日本の数多くのメディアで紹介され2010年9月には国連総会でも演奏され、またニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」にも選出されています。わが国でも数多くのプロ・オーケストラの指揮者として活躍されている方です。

メインプログラムで演奏された「スターバト・マーテル」(Stabat Mater、「悲しみの聖母」)は、13世紀に生まれたカトリック教会の聖歌の1つで、十字架にかけられたイエス・キリストの足元で、聖母マリアが我が子の死を嘆き悲しむ様子を描いたもので、歌詞はヤーコポーネ・ダ・トーディ (Jacopone da Todi) の作とされています。題名の「スターバト・マーテル」は、歌詞の最初の1行(Stabat mater dolorosa、悲しみの聖母は立ちぬ)を省略したものです。
この歌詞には中世以来、西洋音楽の多くの作曲家が曲を付けており、ドヴォルザークのほか、ヴィヴァルディ、スカルラッティ、ペルゴレージ、ハイドン、ロッシーニ、シマノフスキ、プーランク、ペンデレツキ等々による作曲が有名であり、現代に至るまでに400人以上の作曲家が継続的に作曲され続けているとのことです。
今回取り上げたドヴォルザークの作品は、ドヴォルザークが3人の子供を次々に亡くした悲しみの中で、冥福を祈る気持ちを込めて作曲されたと言われており、その悲しみを乗り越え、穏やかな心の平安を得たいという真摯な祈りに満ちた曲となっており、指揮者の柳澤氏の真剣で情熱的な指揮により、心のこもった演奏をすることができました。

次回の小平市民オーケストラの演奏会は、再び定期演奏会に戻り、ベートーヴェン・チクルス第3回目(第26回定期演奏会)として2011年9月18日(日)に鈴木竜哉氏の指揮で「歌劇レオノーレ序曲第2番op.72」、「交響曲第8番ヘ長調op.93」、「交響曲第6番ヘ長調『田園』op.68」の演奏を行う予定です。また演奏会のチラシができましたらブログでお知らせしますので興味をお持ちの方はご連絡ください。チケットをお送りします。

なお余談になりますが、昨年4月11日にベートーヴェン・チクルス第2回(第25回定期演奏会)で演奏した鈴木竜哉氏指揮のベートーヴェンの「交響曲第7番」の演奏が大神田俊郎氏のブログの ≪発表 2010 大神田的 演奏会ベスト10≫ でプロのオーケストラの演奏会も含めた2010年の演奏の中で「ベスト10」の第10位にランクされております。新田さんも聴きにきてくださった演奏会でしたが、それなりの評価をいただいたことは今後の演奏に大変励みになることです。興味のある方は下記のURLにアクセスして見てください。
 http://blog.livedoor.jp/smj_ohkanda/archives/51567879.html
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posted by でんきけい at 02:49| Comment(2) | 納所レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
納所様
 合同演奏会が、柳澤指揮者の指揮により満席の聴衆の前での大成功をおさめたこと、心よりお祝い申し上げます。
 今回は、スターバトマーテルを楽しみにしておりましたが、生憎、他の行事と重なり聴きに行けず大変残念でした。特に、柳澤指揮者のコソボでの働きについての講演会を聞き、またテレビで2時間に亘るドキュメントを見て、指揮者のコソボでの気持ちは、まさに「聖母マリアの悲しみ」を実感するようなものではないかと推察しておりました。
 ますますのご発展を祈念しております。
Posted by 新田 義雄 at 2011年02月18日 13:21
新田さん、コメント有難うございました。柳澤さんの指揮は本当に心のこもったものであり、ドボルザークの素晴らしい作曲もあって、聴きにきていただいた皆様にも感動していただけたと思っています。プロのソリストの皆さんのソロ・合唱も素晴らしかったですが、長井先生の熱意ある合唱指導もあって合唱団のみなさんの合唱も素晴らしかったと思います。2年おきに合唱団との合同演奏会をやっており、次回の合唱団との演奏曲目はまだ決まっておりませんが、いまから2012年の合唱団との共演を楽しみにしているところです。
Posted by 納所 一晴 at 2011年02月19日 21:25
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