2011年12月26日

鳴く虫日記(その1)「クサヒバリ」/新井 彰

 鳴く虫の季節はとっくに過ぎてピント外れの話題になってしまいましたが、私の「鳴く虫日記」からーー「泣き虫日記」ではありませんーーいくつかをレポートします。

 その1:「クサヒバリ」(2011年10月5日記)

 以前は、静岡の家の近所で鳴いているのはエンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、それと最近増えたやかましいアオマツムシぐらいだと思っていましたが、「日本鳴く虫保存会」に入会してからは周りから聞こえてくる虫の声に注意して聞き耳を立てるようになり、意外にもっと別の虫も鳴いているんだということが分かってきました。 

 その発見の第1は、隣の家の植え込みから微かに聞こえてきたクサヒバリでした。 今年は、その隣家のクサヒバリが嬉しいことに私の家の狭い裏庭に移ってきて殖えたらしく、よく鳴いています。複数匹鳴いていて池の水面に落ちていたのを助けてやったこともあります。10mmもないコオロギの幼虫のようなかわいい姿をしています。裏庭のクサヒバリ2011年(圧縮).JPG
クサヒバリが
鳴いていた裏庭
 司馬遼太郎の「竜馬がいく」の最終章の一つ前の章の題は「草雲雀」で(草雲雀は鳥ではない)草の虫であった。夜があけ染めるとき暁闇のなかで鈴を鳴らしたような声で鳴く。竜馬が幼いころ乳母のおやべさんが「草雲雀は小柄ながらも夜を明けさせるのでございますよ、坊ちゃん」と話してくれた、その虫であった。(おれも草雲雀だな)竜馬は、ねむった。とあります。

右側の真中の△印をクリックすると音の再生ができます。
左側のスピーカー印の右側をクリックすると音を大きくすることができます。

「鳴く虫日記」その2はキンヒバリの予定。
posted by でんきけい at 00:00| Comment(2) | 新井レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりに静寂の中に響く虫の音を聞かせもらい、裏庭の写真を拡大して眺めていると、昔を思い出します。私も岡山に住んでいた頃は虫の音に囲まれていました。上京してからは、アスファルト・ジャングルに囲まれて慌ただしい日々を過ごしてきました。これからも、様々な虫の音を紹介して下さい。心に沁みるひと時を楽しみにしています。
Posted by 大橋康隆 at 2011年12月29日 10:49
草ヒバリの可愛い鳴き声に思わずBravo!と言ってあげたくなりました。
音の収録も暗い内となると大変でしょうし、初秋の頃なら虫にも刺されなかったかなど、お庭の写真からも色々想像して楽しく拝聴しました。
Posted by 小林 凱 at 2011年12月29日 21:25
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