ペットはビデオカメラにとって絶好の被写体ですが,猫の生態で面白いのは生後1年位までの子猫時代だと思います。猫はほぼ半年で成猫になりますので,ハイビジョンでは成猫になってからの記録しかありませんでした。今回は子猫時代のメグを同じスクリーンに乗せようと思い,「0歳から1歳まで」(生後の約2年)に撮影したDVビデオをハイビジョン式に編集し「メグの日記」として纏めてみました(画面は地デジテレビと同じで,16対9と4対3画面が混在)。
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2足で立ったメグ | 肩によじ登った メグ |
メグが我が家にやってきたのは生後2か月の頃でしたが,子猫時代のメグは活発に動き回り,また意外な行動をとったりするので見飽きることはありません。身軽で家内の肩によじ登ったり,2足立ちをしたりと面白い行動が多く見られ,またハイビジョン作品でも紹介しましたが,跳躍力の凄さには驚かされます。
人間でいえば50歳を超えたメグにとってこのところの寒さはこたえるようです。夜は家内か小生のふとんの上で人間に寄り添って寝るのが日課になっており,毎晩つき合わされています。以前飼っていたルルはふとんの中に入ってきたのですが,メグはふとんの中に入ってくることはありません。昼間は自分一匹で寝ているメグですが,毎晩就寝時になると「早く寝ようよ」と催促されるこの頃です。
家の前に捨てられていた子猫を飼い始めてから20年、何と風呂好きの猫に育ったとのこと。
ご参考まで。
新聞に限らず猫の記事や写真,動画にはどうしても惹かれてしまいますが,朝日新聞の木曜夕刊に「家族の肖像」という記事があり,家族の一員である犬や猫の話が載っています。猫がテーマになっている記事は欠かさず見ており,共感を覚えたり,我が家のことを考えたりしています。太田光代の「二十歳になった愛娘」も読みました。あのやり手の太田光代がとも思いますが,猫に情が移るのはよくわかります。
以前我が家で飼っていた「ルル」は,娘の友達が拾ったのですが団地では飼えないというので娘が貰ってきた猫です。「ルル」は17歳まで家族の一員でしたが,猫がよくかかる病,腎不全で亡くなりました。臨終のとき耳をあてて心音を聞いていたのですが,だんだん弱くなり,やがて雑音の中に消えていったのが昨日のように思い出されます。たとえペットであっても別れとは辛いものです。
その後両親の他界その他で気忙しかったのですが,「ルル」の死亡後2年たって落ち着いた頃また飼いたくなってしまいました。自分の年齢を考えると猫の方が長生きするのではないかという心配があり迷いがありましたが,結局欲しさに抗しきれず飼うことになりました。「メグ」は今年10歳になりますが,「メグ」を残して身罷るわけにはいかないと頑張る?この頃です。