2012年04月11日

鳴く虫日記(その6)「ウマオイ」/新井 彰

先日の横浜三〇会で、「最近耳が遠くなったなあ・・・子音が聞こえず母音ばかり聞こえて話の内容が聞き取れなくなって不便でしょうがない・・・」という問題が話題になりました。残念ながら高齢になると高い周波数の音に対する耳の感度が衰えてくるからこういう事になります。

若い時にはよく聞こえていたのに後期高齢者になると聞こえてこなくなる鳴く虫がいます。ウマオイ(スィッチョ)です。
ウマオイの鳴く声の周波数はとても高く13000Hzぐらいと言われています。
一方カンタンは1700Hz、スズムシ3200Hz、クツワムシ3300hZ、コオロギ類が4000-5000Hzぐらいですからウマオイは際立って高いです。
「鳴く虫の会」には高齢者が多いので、育てるのが難しいウマオイをせっかく成虫にまで育てても「さっぱり鳴き声が聞こえないーっ」と嘆くケースが多発するという結果となります。


録音も従って難しいですがなんとかここに録ったものを聞いてみてください。
ボリュームを上げて聞き耳を立てると、「すいーーっ ちょ すいーーっ ちょ」と微かに聞こえてくると思います。
(下のWAVの文字をクリックするとバーが出てきます)

ウマオイ.WAV

ウマオイという名前の由来は、「すいーーっちょ」という鳴き声が、馬子が馬を追い進める掛け声に似ていることからと言われています。ウマオイ2011(圧縮).JPG


ウマオイは最近さっぱり聞かれなくなりましたが、鳴いている所には今でも鳴いてているようで、昨年の夏静岡の家から清水の三保の松原にサイクリングしたとき松原海岸の茶屋で休んでいたらウマオイが何匹も飛び込んできました。
写真は、「鳴く虫の会」で幼虫(6mm)を頒けてもらい私が育てたウマオイの成虫(35mm♂)です。
 

posted by でんきけい at 02:28| Comment(3) | 新井レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりの鳴く虫日記は愉快な選択ですね。
私も高周波特性は如何と早速聞いてみましたが「すいーっちょ」の鳴き声が何回も聞こえ、私の耳も未だ絶望でないと喜んだ処です。
それと新井兄が手塩に掛け育てたウマオイは優雅な姿の持ち主と拝見しました。
Posted by 小林 凱 at 2012年04月11日 16:26
新井兄へ
 最初にウマオイの録音を再生しても何も聞えませんでした。小林兄のコメントを見てもう一度音量を最大にして挑戦したところ、左の耳では「スイーッチョ」が聞き取れましたが、右の耳では何も聞えません。右はかなり以前に耳鼻科で聴力試験をやった時にかなり左との聴力差があるとの診断を得たことがありました。最近会議などで、「今なんと言ったの?」と聞き返すことがしばしばです。
 右だけでも補聴器を付けたほうが良いのかな…などと最近考えています。
 「ウマオイ」の鳴き声が私の聴力テストに貢献してくれました。有難うございました。
Posted by 高橋 郁雄 at 2012年04月17日 14:56
小林兄、高橋兄、
録音の聴取レポートどうも有り難うございます。
聞こえなかったとしてもがっかりすることなかったと思います。身長が早くから伸びる人もいれば20歳過ぎてから背が伸びる人もいるように人それぞれの自然現象の個人差だと思います。
Posted by 新井 彰 at 2012年04月20日 11:16
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。