2012年07月11日

朝のコーヒー/吉田 進

 斎藤さんのコナコーヒー(4月11日号)を読んで、コーヒー好きの自分としてもコメントしようと思っていたが、雑事にまぎれて手がつかなかった。何とか書き始めて見ると、コメントとしては長く成りまた遅くなってしまったように思われたので、一文として投稿することにした。

 コーヒーを自分で淹れて飲むようになったのは結婚した頃、つまり50年ほど前からで、日曜など不定期に試みていたのだが退職後は日常的に飲むようになり、最近は日に2杯以上が習慣になった。淹れ方はプロには色々あるらしいが、自己流である。焙煎したばかりの豆を買ってきて、淹れる直前に粉に挽くという方法を常としている。挽くミルは刃が回転する電動式と、臼型が回転するタイプの手回し式と電動式の3種類を持っているが、最近は粒度が比較的一様で使いやすい臼型の電動式を愛用している。ペーパーフィルタを用いて一寸お湯を注いで暫時待ちその後ゆっくり規定のお湯を足す。その日の気分でカップを選び飲んでいる。ブラックのままがコーヒーの純粋の味がして好きなので、来客時などには砂糖やクリームの準備がなくて慌てることもある。

 豆は焙煎したてのものを使うのが一番美味しいと思う。焙煎したてと保存時間が経過したコーヒーとでは、淹れる時の状態がかなり違う。コーヒー粉の上に湯を最初に注いだとき、新鮮な粉は泡立って山のように盛り上りができる。焙煎後の時間が経った豆を挽いた場合や、粉の状態で保存したものにはそれがない。これが味や香りにかなり影響する。数年前、近くに焙煎の店ができたのでもっぱらそこから豆を入手しているが、気に入っているのは焙煎器具が小型なので、注文して焙煎を待ち、できた品を200g単位で買えることだ。焙煎装置が大きく、焙煎後のストック品を小売する別の店の品は、やはり少し味が落ちるように感じる。

 ミル挽き済みでバニラフレーバーのついたコーヒーを知人からハワイ土産としていただいたことがあるが、ちょっと変わった風味があり、別の意味で美味しかった。日本でも売られていることが分ったので時々楽しんでいる。ハワイと言えばコナコーヒーで思い出す話がある。マウイ島へ行ったとき、土産物ショップに案内したガイドが、「店のコーヒーサービスがあります。コナコーヒーですから美味しいですよ」と紹介した。或る人曰く、「インスタントコーヒーがどうして美味しいのか?」。

 豆の種類による違いはもちろんあるわけだが、コナコーヒーのような高級品は高価なので日常的には買えない。種類による苦み、酸味、コクなどの違いは、正直言って詳しくは判別できない。酸味がありコクがある方が比較的好きだ。品種ごとに特徴が表示されている焙煎店で店主に訊いてみたが、自分でも味をきき分けるのは難しいという。

 朝起床後すぐにコーヒーを飲むのを習慣にしていたのだが、先日人間ドックに入ったとき、ドクターの健康講演で「ビールやコーヒーは空腹時に飲むと美味しいが、健康には良くない」と指摘された。そこで朝食後に飲むことにしてみたのだが、どうもしっくりこない。「アサイチ」に飲むのが美味しいのだ。

 ちなみに、健康に関する新聞記事で、米国立保健研究所の大規模調査によると、コーヒーを1日2杯以上飲む人は、飲まない人に比べて死亡リスクが10%以上低い(がんは例外)とあった。自分の経験では朝のコーヒーの後は、何となく腸の活動が良くなるような気がすることが多い。コーヒーと共にクッキーやバウムクーヘンなどの菓子を少しつまむ習慣だったので、それなら胃の負担も少ないのではと勝手に考え、元に戻そうかと思案中である。
posted by でんきけい at 00:00| Comment(2) | 吉田レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コーヒー談義、うなずきながら拝見しました。よいなじみの店を持っておられて幸いです。焙煎直後のコーヒーがおいしいというのには同感。コーヒーの味は豆の産地や煎れる温度も大切ですが焙煎の度合いも大きな影響を持っているようです。同じ豆で焙煎の度を変えると味が全く変わります。私も家庭用の焙煎器を使ってみようかと思いながら無精が災いしてはたしておりません。コーヒーにしても日本茶にしてもじっくりとお茶を味わうのはいいものですネ。
Posted by サイトウ at 2012年07月11日 17:34
「コナコーヒー」を「粉コーヒー」と取り違えた「或る人」を笑えません。1991年に皆既日食ツアーでハワイ島に行った私も、ハワイでコーヒーがとれて、しかもコナコーヒーと言えば高級コーヒーとして世界的に有名であることをそれまで全く知りませんでしたから。
日食観測の場所はツアー主催者が苦労して選んだコナから少し離れた地点でしたが、ちょうど皆既の時に雲がサーッと出てきて観測はパーでがっかり、コナの町に留まっていたらバッチリ見れたのに。コナは感じのいいシャレたリゾート地でした。
Posted by 新井 彰 at 2012年07月13日 10:58
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。