その庭に、昨年の8月山梨県韮崎の辺りの里山(レイクウッド明野コースのすぐ近く)に行って捕まえたカンタンの成虫を沢山放ちました。放ったカンタンは9月にかけてよく鳴いてくれました。クツワムシやスズムシなどは放虫した場所からだんだんと他の場所に移動して行ってしまいますが、カンタンは私が準備した場所を気に入ってくれたのか移動していきませんでした。
冬になって枯れたヨモギの茎をみると、小さな産卵孔が方々で見つかりました。うまい具合に卵を産んでくれたようでした。
あとは自然にまかせて何もしませんでした。今年の春になるとヨモギには新しい芽が出て、初夏には背の高さにまで大きく育ちました(庭の写真の左側がヨモギ、右奥にクズ)。 | ![]() |
カンタンが自然発生 した裏庭 |
そして7月の末、鳴き始めました! 自然発生に成功です。 以来9月の初旬まで毎夜鳴き続けて楽しませてくれました(添付の録音ファイル)。
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もう一つの写真は、里芋の葉の上で鳴いているところを撮ったもので、このようにカンタンは草の葉などを共鳴器として利用して鳴くと言われています。フラッシュを点けて接写しても鳴き止みませんでした。 | ![]() |
里芋の葉で鳴く カンタン |