2014年03月16日

オーロラを見てきました/新井 彰

富士山五合目の星空観望で知り合い親しくなった星見仲間とカナダのイエローナイフ(北緯62度)へ行ってきました。第1夜から連続で素晴らしいオーロラを見ることができました。最終の4日目の夜はショボかったのですが多少は見えていたので4夜全勝となりラッキーでした。

おーろら1.jpg  おーろら2.jpg おーろら3.jpg
    オーロラ1    オーロラ2    オーロラ3
天井に揺らめくカーテン状のオーロラは刻々に変化し、時に瞬時に姿を変え、息を呑むほど美しく、もっとも激しいときは全天がオーロラに覆われ、主な緑色にピンク色も加わり、頭上のオーロラは手が届きそうに近く感じられました。
その美しさは、一昨年のニュージーランド沖の皆既日食時に、大型双眼鏡の視野いっぱいに広がるコロナの細部の素晴らしさに天女の羽衣を思い浮かべた時と共通したものがありました。コロナもオーロラも元をただせば出所は同じですから共通した感じがするのは当然かもしれません。自然は・・宇宙は・・この世は・・こんなにも美しい・・と思いました。

 オーロラ4人.jpg
    オーロラ4人
夜の気温は、−31℃から最も冷えた夜は
−42℃と予想を大きく超えていました。しかし顔に刺すように痛む寒さを感じることはありましたが、レンタルの防寒着はなかなか優れもので、寒さをそれ程感じないで済みました。これも面白い体験でした。
posted by でんきけい at 00:00| Comment(8) | 新井レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
羨ましい。大自然の魅力はお話しを聞いてもダメ、ビデオもダメ。自分の身体で体験する以外に本当の魅力はわからない。私もかつてイエローナイフがいいか、ロバニエミがいいか、太陽の黒点は、なんてオーロラを見に行くことを考えたこともありましたが、やっぱり寒いからネエと見送り。もういまからでは無理です。ご滞在の4夜とも観ることができたとは大幸運です。うらやましい!
Posted by サイトウ at 2014年03月17日 09:37
小生の知人で滞在中完全に空振りだったというのを聞いたことがありますが,連日4日見られたのはラッキーでしたね。小生にとってのオーロラはただ1度,アラスカのフェアーバンクス経由のJALニューヨーク便の機内からでした。微かに白いカーテン状の幻想的なオーロラを今でも鮮明に思い出します。ところで,写真がよく撮れていますが,どのようなカメラで,どのような条件で撮られたものでしょうか? 特に4人がオーロラをバックに写っている「オーロラ4人」には興味があります。
Posted by 森山寛美 at 2014年03月17日 10:21
 素晴らしい経験をしたようですね。我々のような年齢で常に新しいことに挑戦しようとしている貴兄の気持に感服です。次回横浜30会(3月30日)で詳しい報告をして下さい。楽しみにしています。
Posted by 高橋郁雄 at 2014年03月17日 17:24
サイトウ様、森山様、高橋様へ

コメントどうも有難うございました。
初めて行ったのに4夜とも見れてほんとにラッキーでした。
そうです、大自然の魅力はナマを、自分の眼で見、体で直に体験するに限ります。
写真は私が撮ったものではなく、4人の一人が写真の専門家で極寒のなか苦心の傑作です。
カメラ:デジタル一眼レフカメラ(フルサイズフォーマットのニコンD600)
露光方法:マニュアル
レンズ:24mm広角レンズ(F2.8)または15mm対角魚眼レンズ(F2.8)
感度設定:ISO3200または1600
絞り:開放
露光時間:5秒または10秒
高感度露光ノイズおよび長時間露光ノイズ低減処理:あり
ただ、オーロラが最も激しくブレイク状態となり全天を覆った段になってカメラが余りの寒さに冷え切って動かなくなってしまって残念至極でした。
なお、四人が写っている写真は、現地の写真係が有料で撮ってくれたもので、同様の撮影条件(但し、広角レンズ)と推定しますが、異なる点は露光中に懐中電灯で被写体の顔を照らすことです。5-6秒動かないでくださいと言われました。

Posted by 新井 彰 at 2014年03月17日 22:04
詳細なデータ有難うございました。極寒でカメラが生きていることが不思議だったのですが,やはりダウンしたのですね。また,淡い光の撮影,オーロラバックの人物撮影にはコツがあることがよくわかりました。
Posted by 森山寛美 at 2014年03月18日 09:25
本当に素晴らしい経験をされて、皆さん幸運の塊を持って行かれた様ですね。迫力の写真を繰り返し拝見しました。
私も以前欧州出張の折この様に全天に広がるオーロラに出会いました。当時(1960年代)の北回り欧州便は羽田からカナダのアンカレッジに朝10時頃着、そこから長い夜の飛行ですがその機内で「お休み中ですが今オーロラが良く見えます」とアナウンスで本当に空一杯に輝いていました。これは下から見上げると言うよりオーロラの中を飛んで行く様な光景でした。今度の新井さんのreportで古い記憶が蘇って感謝して居る処です。
Posted by 小林 凱 at 2014年03月20日 11:33
上記アンカレッジの所在地はアラスカに訂正です。誤記お詫び致します。
Posted by 小林 凱 at 2014年03月21日 07:58
小林様
コメントどうも有難うございました。
小林さんのように、私も1960年代から1970年代にかけて羽田ーアンカレッジー欧州便に何回も乗ったのでしたが一度もオーロラに出遭えず、今回やっと念願が叶いました。
Posted by 新井 彰 at 2014年03月22日 17:22
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