2016年05月16日

ズーラシア/斎藤 嘉博

 連休の中日、図書館で見つけた「大人の遠足Book」という本で知った横浜動物園ズーラシアに行ってきました。
  旭区の山間。横浜にお住まいの諸兄が多いのでお孫さんと一緒に行かれた方もあると思います。敷地面積45haといいますから代々木公園とほぼ同じ。しかし山あり谷ありのためでしょうか、細長い地形のせいでしょうか、それよりはずっと広く感じます。一番奥、北門に近いアフリカのサバンナ区まで園内バスに乗り、そこから散歩をはじめました。

  広い草原にキリンがのんびりと木の芽を食んでおり、同じ草原に仕切りの柵もなくエランドとシマウマ、チーター。チーターは自分より大きい動物は襲わないということです。チーター(55%).jpgミーアキャット(55%).jpg
アフリカサバンナ区の
チーター
アフリカサバンナ区の
ミーアキャット
  その隣にライオンの原。小柄なミーアキャットは小さく囲われた庭のある岩のお家に。緩やかな坂を下って隣はアフリカの熱帯雨林区。ここにはヤマアラシや黒い地に白のストライプが入った洒落たズボンをはいているオカピ。チンパンジーは高い樹の上でブランコを楽しんでいました。

  みな科学博物館の3階で見慣れた動物たちですが、やはり剥製と違って自由に動く本物は見ていて飽きません。アマゾンの密林区にはヤブイヌやオセロットなど小さい動物がマイハウスを作っており、やや野性味には欠けますが、それなりに生態を観察できるように仕組まれていました。日本の山里区でマナヅルなどを観たら9,000歩になって、ご老体はもうすっかりくたびれ、あとは又の機会にしようと出口に向かいました。

  サバンナ区の造り、区の間を結ぶ道の広さと作り方、動物の説明、道の際に折々目につく小さい彫刻、そしてあちこちに子供が走り回って遊ぶことのできる広い草原広場など、日本にもこんないい動物園ができるようになったのだと感心しきりでした。そして歩きながらもう15年ほど前に訪れたフロリダのディズニーワールドにあるアニマルキングダムを思い出していました。

  それはオランドにあるディズニーリゾートの中、マジックキングダムやEPCOTセンターなどと並んで作られた動物のテーマパークで、面積は200haといいますからズーラシアの5倍近く!広々とした敷地の中、入り口を入るとサファリ村。正面にこの公園のテーマでもありシンボルでもあるTree of Life。人工の樹ですが幹にたくさんの動物が彫られています。この周辺にアフリカ、アジアの動物と環境を表現した区がおかれてジープや汽車で回ることが出来ます。二日かけてもまだすべてを観ることはできませんでした。
  昔は動物園といえは街の中、人の集まりやすいところにあって、上野動物園のようにコンクリートの敷地に猛獣や猛禽、普段はなかなか見ることのできない動物の入った鉄格子の檻が並んでいるものでした。しかし近頃の動物園は生態を見せることに重点を置いて広い草原に猛獣を放すようになってきています。
  私はアメリカでもいくつかの動物園を訪ねました。そのなかで印象に残っているのはサンディエゴとフェニックスの動物園です。メキシコに隣接するサンディエゴ市の動物園は広大なバルボアパークの一角にあってジャイアントパンダの繁殖で有名。ロープウェイで空中ブランコしながら山の地区へ移動もできる楽しい場所ですが、面積40haはズーラシアと同じで、散策の気分もズーラシアによく似た感じでした。
  フェニクスのZooは南国だけあってそれこそアフリカトレールが見どころ。キリン、シマウマ、ライオンといったおなじみの動物たちが広い丘、草原でゆったりと暮らしていました。中央にある大きな池でペダルボートに乗ってサルの生態を眺めることが出来るのはなかなか印象的でした。phoenix Zoo(80%).jpg
Phoenix Zooの
マップ
  そう、こうしてあちこちの動物園を思い出してみるとズーラシアにやや足りないものは水辺の動物、植物でしょう。コロコロ広場の下に池はあるのですがこれは遊水池。フロリダの湿地帯とは違いますからなかなか無理でしょうが、やはり水辺の存在、水鳥の池や水草の存在は公園の気分を楽しく変えるでしょう。  フラミンゴ(55%).jpg
マジックキングダムの
フラミンゴ

  ズーラシアではまだ象もレッサーパンダも見ていません。もう一度とは言わず二度、三度と来てみたい楽しい動物園でした。タイミングよく4月の末にはディズニーアニメ“ズートピア”が公開されたのでこれも観て、ジュディ(ウサギ)とニック(狐)の活躍を楽しむなど、動物にまみれたGWでした。
posted by でんきけい at 00:00| Comment(3) | 斎藤さんのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
1971年から72年にかけて1年余りサンディエゴのラホイアに住んだことがあるのですが、その時、先ず行ったのがバルボア・パークで、あのすばらしい公園にびっくりしましたが、動物園に入って2度びっくりでした。その翌年に、開園したばかりのサンディエゴのサファリ・パークに行きましたが、未完成で、広漠とした敷地に点々と野生動物がいました。乾燥していて、やたらと暑かった印象だけが鮮明です。しかし、バルボア・パークの動物園とは桁違いのスケールに再び仰天しました。それ以来、あそこには行っていませんが、あれから45年も経ち、ずいぶん変わったことでしょう。今では日本人にもよく知られていて、人気のスポットのようですね。
Posted by 武田充司 at 2016年05月16日 15:34
サンディエゴの動物園とSea Worldには、私も1995年7月に、訪れました。淡いピンク色のフラミンゴが多数歩いている写真や、迫力のあるイルカ・ショーの写真などがアルバムに残っています。サンディエゴは、留学中にホスト・ファミリーとしてお世話になったDr.S.H夫妻の故郷です。冬休みや夏休みには夫妻で小型のフォルクスワーゲンでボストンからサンディエゴまで帰郷していました。久しぶりに再会して、旧交を温めました。
Posted by 大橋康隆 at 2016年05月17日 17:50
お二人のコメントを頂いて、sea world も楽しかったし、マリリンモンローが愛したコロナドのホテル、国境を越えてのティフアナなどサンディエゴの旅を想いだしていました。もうずいぶん昔のことですが。サファリは知りませんでしたが行ってみたいですネ。
Posted by サイトウ at 2016年05月18日 08:32
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