2017年04月01日

アルプスを越えてハイリゲンブルートへ/大橋 康隆

  2000年8月15日9時の定期バスで、ツェル・アム・ゼーからアルプスを越えてハイリゲンブルートに向かう予定であった。しかし調査不足で、当日は聖母被昇天祭(Maria Himmelfahrt)の祭日であり、12時に出発となった。
  午前中は、ツェル・アム・ゼーの湖畔を散策した。ようやくバスに乗り込んで、約2時間でフランツ・ヨーゼフ・ヘーエに到着した。(写真1)途中アルプス越えの眺めは素晴らしかった。初老の運転手は親切に片腕を上げて指差しながら、次々に現れる山々の説明を丁寧にして下さった。しかし、連続するヘアピンカーブから眼下を見下ろすと、物凄い氷河が待ち受けており、説明は程々にして、両手で前方を見ながら、運転して欲しいというのが本音であった。無事フランツ・ヨーゼフ・ヘーエに到着した時はホッとした。ここでの滞在時間は、3時間短縮されたが、展望台から眺めたオーストリア最高峰のグロースグロックナー(3,797m)と、パステルチェ氷河は強烈な思い出となった。最終バスに乗り約50分でハイリゲンブルートに到着した時は既に薄暗くなっていた。
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写真1フランツ・ヨーゼフ・ヘーエ
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写真2ハイリゲンブルート
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写真3ヴィンツェン教会
  8月16日は好天に恵まれた。ハイリゲンブルートからリフトに乗ってシャーレック(2,556m)に登ることにした。乗車駅に行く途中、先ずはハイリゲンブルートの全景を撮影した。(写真2)背景にはグロース・ブロックナーが聳えており、右上の斜面にある見晴らしの良いペンションに数組の宿泊客と共に2泊した。左側に見えるヴィンツェン教会は、東ローマ帝国からキリストの聖血を持って旅の途中で当地で倒れた官吏と聖血のために建堂された。(写真3)
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写真4シャーレックより
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写真5シャーレックより
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写真6ハイリゲンブルート
  リフトの途中から見下ろしたハイリゲンブルートの眺めを(写真4)に示す。リフトを降りて、周囲の山々を撮影したのが(写真5)である。シャーレックから降りて、ハイリゲンブルートの北部にあるスーパーマーケットや郵便局から、中心部の教会を訪れ、さらに南部へと町中を探索した。最後に町の南西部を流れるメル川に到着して、遠くに見えるヴィンツェン教会を撮影した。(写真6)当日撮影した写真から油絵を2点制作したが、海外旅行を自粛している現在、貴重な制作材料である。
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写真7リエンツ市街
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写真8ブルック城
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写真9龍の噴水
  8月17日朝、直通バスでリエンツに到着した。当地は南側からグロースグロックナーを訪れる拠点になっており、瀟洒な街並みである。(写真7)ハウプト広場を通り過ぎて、町の西部にあるブルック城を訪れた。(写真8)現在は、東チロル郷土博物館になっている。12時過ぎにリエンツ駅から列車に乗り、2時間少々でクラーゲンフルトに到着した。当地はオーストリア南部の州都であり、交通の要所でもある。2011年6月7日にスロベニア、クロアチアのツアーに参加した時も、ウィーンから当地を経由してスロベニアへ入国した懐かしい町である。駅は町の南端にあり、駅の近くのホテルにリュックを預け、ゆっくり町中を歩き回った。最も有名な龍の噴水(リントヴルム)を(写真9)に示す。アルター広場を中心に、州庁舎、市庁舎、裁判所などがあり、南下すると大聖堂や州立博物館などがある。

posted by でんきけい at 00:00| Comment(0) | 大橋レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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