2017年11月01日

パドヴァと周辺の旅/大橋 康隆

  2001年8月10日朝、待望のブレンタ川巡りの1日ツアーに参加した。ホテルで予約券を受け取り、パドヴァのバスターミナルに急いだ。
写真1 ヴィッラ・  ピサーニ.jpg写真2ヴィッラ.jpg写真3ヴィッラ・  ヴィッドマン.jpg
写真1ヴィッラ・ピサーニ写真2ヴィッラ写真3ヴィッラ・ヴィッドマン
  バスに乗ったら間もなくヴィッラ・ピサーニ(Villa Pisani)に到着した。(写真1)ここからブレンタ川を遊覧船でヴェネチアまで終日楽しむことになった。別荘と呼ばれるが大宮殿であった。「舞踏の間」は有名であるが、フレスコ画はヴェネチアで成功したピサーニ家の栄光を偲ばせる。後髪を引かれる思いで遊覧船に乗り込むとブレンタ川の両岸に様々な別荘が現れてくる。(写真2)いくつかの別荘を遊覧船から降りて見学した。2階にある舞踏の間の床が撓むので驚いたが、踊るためには良いとガイドさんが説明してくれた。川岸のレストランで昼食を楽しんだが、女性のガイドさんとも親しくなった。ツアー参加者の中で、日本人は家内と私の2人だけであった。「パドヴァに4泊するあなた達は珍しい日本人です。多数の方は、パドヴァに泊まっても1泊です。」と言われた。昼食後しばらく両岸の別荘を眺めて、ヴィッラ・ヴィッドマン(Villa Widmann)を訪れた。(写真3)建物は質素に見えるが、裏の庭園が素晴らしかった。再び遊覧船でブレンタ川の両岸を眺めながら、最後にヴィッラ・フォスカリ(Villa Foscari)を訪れた。ブレンタ川には6つの水門があり、興味深い写真も撮影したが、掲載できず残念である。また、2人の青年が移動式の橋を、臼を回すように手動で直角に回して、船を通過させていたのも印象的だった。ヴェネチアに到着した遊覧船は、サンマルコ広場を眺めながら、ローマ広場に到着した。再びサンタ・ルチア駅から列車でパドヴァに帰った。
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写真4パドヴァ大学
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写真5シニョーリ広場
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写真6ラジョーネ宮
  8月11日朝は小雨が降っていた。良い機会なのでパドヴァ大学を見学した。(写真4)英語グループのガイドさんは女子学生であった。ガリレオが教えた講義室や、螺旋階段から見下ろす秘密の解剖教室(Teatro Anatomico)は圧巻であった。世界最初の女子卒業生の像もあり、家内は喜んでいた。パドヴァ大学見学後、外に出たら小雨は止んでいた。大学の西方に続くエルベ広場(Piazza Erbe)とシニョーリ広場(Piazza Signori)(写真5)を訪れた。周辺には様々な建築物があるが、ラジョーネ宮(Palazzo della Ragione)は壮大であった。
写真7バジリカ.jpg
写真7バジリカ
写真8キエリカーティ宮.jpg
写真8キエリカーティ宮
写真9ロトンダ.jpg
写真9ロトンダ
  8月11日午後は、パドヴァからバスで西方に向かい約40分後にヴィチェンツァ(Vicenza)に到着した。この町は華麗な館が昔の栄華を残して静かで美しい。町の中心部にあるシニョーリ広場(Piazza del Signori)を訪れると、アンドレア・パッラーディオ(Andrea Palladio)の代表建築と言われるバジリカ(Basilica)(写真7)が壮大な姿を現した。この広場から北東にアンドレア・パッラディオ大通りを進むと、キエリカーティ宮(Palazzo Chiericati)(写真8)に到着する。現在は市立博物館となっており、多くの名画を鑑賞できる。博物館の北方にオリンピコ劇場(Teatro Olimpico)があるが、パッラーディオ最後の作品といわれている。ここまで来ると、どうしてもパッラーディオの傑作「ロトンダ」(Rotonda)を訪れたくなる。定期バスに乗り、次の停留場で降りて、坂道を登りロトンダを訪れた。(写真9)ここからはヴィチェンツァを一望でき、ユネスコの世界遺産になっている。見とれていると時間は飛ぶように過ぎて、夕暮れ近くになったので、大急ぎで坂道を下り、バス停留場で無事乗車して、ヴィチェンツァに到着し、バスを乗り換えてパドヴァに帰着した。

posted by でんきけい at 00:00| Comment(1) | 大橋レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
北イタリアの旅、特にこのBrenta川のクルーズは堪能して拝見しました。
前のレポートでVeneziaへの日帰り旅を見て、勿体ない何故そこで泊らなかったと思いましたが、今度の旅行記でPadovaに何泊もされた訳が判る様な気がします。長い歴史の海洋交易で巨大な富を築いたVenezia人が、その晩年に陸に遺した足跡がこれらのVillaの様に拝見しました。
此処からLombardia地方は歴史も豊か、続編を期待しています。
Posted by 小林 凱 at 2017年11月04日 16:19
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