2001年8月21日朝、トリノ駅近くのホテルを出発し北上して、観光案内所で地図を入手した。周辺の市立古代美術館、王立図書館、王立兵器庫を撮影して、ポー通り(Via Po)を東進するとポー川が現れた。昔「ポー川の水車小屋」という映画を見そこなったことを思い出して、(写真1)を撮影した。左側の Vittorio Emanuele T 橋を渡り、Piazza Gran Madre Di Dio を訪れた。
(写真1)ポー川の教会
(写真2)ポー川の教会
(写真3)トリノ望遠
次いで南進してカプチーニ山のSanta Maria del Monte-Monte dei Capuuuccini (写真2)を訪れた。ここからの眺望は素晴らしく、トリノ市街を一望できる。(写真3)中央のアントネッリアーナの塔(Antonelliana)は、トリノのシンボルで、内部は映画博物館になっている。残念ながら訪れる時間が無くなったが、ここからの眺望も素晴らしいそうで、絵葉書を購入して我慢した。カプチーニ山を下りて南進して、Umberto T 橋を渡り、ヴァレンチーノ公園、Olto 植物園、ヴァレンチーノ城を訪れたが、ここでホテルに帰着することにした。17時にトリノ駅を出発し、40分でミラノ駅に到着した。急いでサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会脇の窓口を訪れ、日本から電話で予約した「最後の晩餐」の予約番号 OSA119884 を見せて、翌日の見学切符を入手した。こんなに緊張したことは珍しい。
私がトリノへ行ったのは1972年冬でご紹介された様な美しい景色は見れませんでした。
映画の話で苦い米(Il Riso Amaro-1948)はご覧になったと思いますが、あの冒頭のシーンはイタリア各地から田植えにやって来た女性達がトリノ駅に集まる処から始まります。この映画はデ.サンチス監督の話題作ですが、それ以上に主演のSilvana Manganoの新鮮な魅力がショックでした。相手役のVittorio Gassmanもこれでスターの座を確保した様です。
ミラノでは短期間で色んな見どころの割愛止むを得ませんが、それ以上に普段中々行けない北イタリアの各地を廻られて素晴らしいと拝見しました。良くあれだけ調査し予約されたと感心して居ます。尚私が最後の晩餐を始めて見たのは1972年で事前予約は不要でした。2度目は2004年で予約が必要でしたが、修復もされて良かったです。