2019年07月01日

6月の花便り/高橋 郁雄

  今月は、野川公園内の自然観察園(6月5日)、熱海の渚通り(6月11日)、大船植物園フラワーセンター(6月20日)からです。
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うつぼぐささいはいらんキョウガノコ
うつぼぐさ、さいはいらん、キョウガノコ、の3枚は野川公園内の自然観察園で撮影しました。
うつぼぐさ(靭草):毛ばだった花穂の様子が弓矢を入れる(靭)に似ていることからこの名前に。「靭(うつぼ)」とは武士が弓矢を入れて持ち歩いた用具のことで、長い竹かごで作り、その外側を虎や熊などの毛皮や鳥の羽で覆ったもの。
  花の後、葉は緑色なのに花穂だけが、カサカサに茶色く枯れることから、「夏古草(かこそう)」という別名もある。花穂に薬効(利尿、扁桃炎)がある。
  花言葉=「優しく癒す・協調性」。9月19日の誕生花。
さいはいらん(采配蘭):山林に生え春、花茎に白褐色の花をつける。花の垂れた様子が采配(さいはい)の形に似ている。采配とは、昔、戦場で大将が士卒を指揮するために振った道具。
  花言葉=「人生の勝負師」。
キョウガノコ(京鹿子):初夏の頃、ピンク色のつぶつぶの小さい花を密生させて咲く。「京鹿子」とは京都で染めた、「鹿の子絞り(かのこしぼり)」のこと。(絞り染めの一種で、鹿の斑点のような模様をぎっしり並べたピンク色の絞り)。
  花言葉=「質素な美・密かな恋・努力・無益・はかなさ」。
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ジャカランダキバナランタナクガイソウ
ジャカランダ、キバナランタナ、の2枚は熱海の渚通りで撮影しました。クガイソウ、は大船植物園フラワーセンターで撮影しました。
ジャカランダ:2010年8月1日のこのブログで掲載済みで、再掲です。6月11日の新聞に熱海でジャカラダフェスティバル開催中との記事を見て即熱海へ出発しこの写真を撮りました。ノーゼンカズラ科の花、原産地はアルゼンチン。
  ジャカランダは「紫の桜」とも呼ばれ南米の首都プレトリアやオーストラリアでは、満開になると町が紫色に染まるとのこと。ラッパ状に咲く花が、ファンファーレを吹くトランペットを連想させることから、「名誉・栄光」という花言葉が付けられた。
キバナランタナ:クマツヅラ科ランタナ属の常緑低木。中南米原産。ランタナは日本名「七変化(シチヘンゲ)」と言われるように、花色を(淡黄色→橙→赤→ピンク)と変えるのに、キバナランタナは黄色から変化しません。
  花言葉=「協力・厳格」
●クガイソウ(九蓋草):胡麻葉草(ごまのはぐさ)科。薄紫色の花が穂状にたくさん咲く。葉が4~8枚くらい輪生し、それが9段くらいの層になるところから「九階草」になり、その後「階」が「蓋」になり「九蓋草」になった。
  花言葉=「明るい家族」。
posted by でんきけい at 00:00| Comment(0) | 季節の花便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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