2020年12月16日

ロッキーマウンテンNP/齋藤 嘉博

  前稿でご覧に入れた米国国立公園の訪問者数が二位のグランドキャニオン、高橋兄からゴルフをしたとのコメントを頂きましたが、大峡谷を越えるナイスショットをしたら気持ちがいいでしょうネ。
  その次の三位はロッキーマウンテンNP。ここはアメリカ大陸の屋根、great divideを含む壮大な山岳公園で多くの方が訪ねるのもうなずけます。コロラド州のデンバーに近いこの公園は山脈の東にグランドレイク、西にエステスパークと二つの玄関口を持っていて、その間にある12,183feetの峠を立派なTrail Ridge Roadが結んでいます。米国内での通り抜け道路としての最高峰。嘗て小林兄がここを走破されたとコメントにあったと思います。壮大な山を見渡しながら走れば最高の魅力でしょう。西のグランドレイクに4泊して峠をドライブし、エステスパークで4泊をしながらゆっくりと山の展望と高原を楽しもうというのが私のプランでした。昼過ぎにデンバーに着き、車を借りて標高8,500feetのグランドレイクに到着したのはそろそろ陽が落ちようという頃。
  予約したモーテル、ベストウエスタンの部屋に荷物を置いてさて湖を散歩と思いましたら、家内が「頭が痛いので行きたくない」と。それなら私だけでと小さな街を抜けて湖岸を散歩。ジェネラルストアで夕食を買ってモテルに帰着。買ってきたアイスクリームを食べた家内はそのまま寝てしまいました。ま、軽い高山病だろう、明日になれば高度に馴れてすっかり良くなるさと多寡をくくっていたのですが、夜中にアイガーの山中と思われる岩山道でスノーボードに男を載せて降りてくる数人のグループに出会った夢を見ました。どうしたのと尋ねると「この男、高山病で参っちゃってネ、高山病はとにかく早く低いところに下りなきゃいかんのでおりるところサ」と。そうか!とこの夢に教えられ、夜が明けるとモテルのカウンターがあくのを待ってあと三泊の予約をキャンセルし、早々に車をとばして高度ほぼ3,000feetのデンバーの街に下りました。
  デンバーに着いてホテルの部屋に入った頃には家内の頭痛もほぼ治まって、夕方には「街を歩いてみない」とまで回復。やれやれと翌朝、旅行の保険で指定されたクリニックに行き診察を受けましたら確かにHigh Altitude Sicknessと診断され簡単な薬をくれました。頂いたシートには This sickness can progress to stupor, coma and death. The most effective treatment is oxygen , rapid evacuation to a lower altitude. と書いてありました。なるほど夢の通り。
  一件落着。三泊をデンバーで過ごしたおかげで予定になかった街の博物館や名所を訪ねることが出来、次のエステスパークのモテルに行くことが出来ましたが、ここの高度は7,500feet。こちらを先にすればよかったのでしょうネ。私の計画ミス。 
  エステスパークでの4泊は順調でした。朝五時半に起きて車で付近を散歩。
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写真1:朝の散歩
写真2:朝の山稜
写真3:FC展望台
  陽が上がってくると青黒い雪山が次第に赤みを帯びてきて林の中ではミュール鹿の一行が朝食を採っています。RM4.jpgRM5.jpg
写真4:Fern Lake付近写真5:Lily Lake
  モレーンパークは昔のモレーン湖(上流からの土木石が堆積した池)でしょう。広いのんびりとした草原。高山の花が沢山咲いていました。奥の方、Fern Lakeのあたりまで入っていくと六月というのにまだ雪が大分残っています。もちろん前述のTrail Ridge Road にも上がってみました。最高峰の地点まで行くのはちょっと躊躇しましたが、このくらいなら大丈夫かとすこし手前、11,500feetのForest Canyon展望台までドライブ。ここでロッキー山脈の雄大な姿を満喫することができました。最終日にはいくつかの池と滝を散策。当初計画のTR Roadの最高点をドライブすることはできませんでしたが、夢のお告げのお陰で無事山岳自然満喫の旅を終えることが出来てシカゴに向かいました。2011年6月のことでした。
  病と火は小さいうちに始末するのがベスト、上記のハプニングではそれを実感しました。二匹のウサギを追っても得ることは少ない。go to なんとかはウィールスに餌をあたえるようなものでしょう。今日11日、東京の感染者数は621人。痛手は大きくなるばかりなのですがネ。

posted by でんきけい at 00:00| Comment(1) | 斎藤さんのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Rocky Mt. Parkへの旅、懐かしい話ですね。私が此処へ行ったのは1976年7月ですから斎藤さんのお話の更に35年前で随分古い話です。私はColorado州DenverからスタートしてWyoming,Utah州と周って再びDenverに戻って車を返し空路東部に帰って来た9日間の夏休み旅行の初日でした。
先ずDenverから車でRocky Mt.Parkの東玄関のEstes Parkへ行き後はこの国立公園を横断する国道34号と後40号線を走りました。途中Fall River PassやMilner Passなど著名な展望峠を越え、その日の内に西のGateのGrand Lake Entranceから公園を出て麓のGranbyという田舎町のモテルに入りました。なお途中にあるVisitor Center前で撮った写真を斎藤さんがBlogに投稿された様に記憶します。
 真に慌しい旅で寛ぐ暇の無い見本ですが、この後にも沢山の見どころが在って後日記憶を辿るのが楽しい利点も有りました。












Posted by 小林凱 at 2020年12月17日 17:15
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